先日思い付きで、家内と二人長野県の戸隠に行ってきました。戸隠といえば蕎麦が有名です。初めて行くところなので、どんな所でどんなお店が美味しいのか全く知りませんでした。家内の弟が以前、戸隠に蕎麦を食べにいったことがあるとのことだったのでリサーチしてみました。「うずら屋」が有名で美味しいとの情報を得たのでナビをセットして向かいました。お昼ちょっと前に到着したのですが、恐ろしいほど人が並んでいました。家内が予約表に名前を記入してくれたのはいいのですが、なんと3時間待ちでした。「まじか・・・?」と思いましたが、「観光して最後によればいいや・・・」ということにしました。それにしても、「よくこんなに沢山のお客さんが時間をかけてまっているな?」と不思議に思いましたが、いざ自分たちの順番が近づいてきたときにその答えが理解できました。うずら屋の店長さんがお客の入店の采配をしていましがた、順番がきたお客に「こめんね、3時間も待たせて。辛抱強く待ってくれてありがね!」という優しい言葉をかけていたのです。その対応を受けると待っていた辛さも、ヒュルヒュルと抜けてしまいます。そんなマジックを感じました。店内に入ってもスタッフの対応の素晴らしいこと。これが行列のできる蕎麦屋の秘密なのでしょう。うずら屋の前に、別の蕎麦屋に入りましたが、ほとんど待ち時間はありませんでした。肝心かなめの蕎麦の味はと聞かれると、どの蕎麦屋も大きな違いは感じませんでした。でもあきらかにうずら屋の居心地は別格です。「心配りでこんなにも差ができるのか・・・?」、自分自身の周りへの気遣いを改めて見つめなおすいい機会を得ることができました。
いつの日か、皆さんと戸隠蕎麦食いツアーに行きたいですね。