<ギターの間に挟まれるアルトサックス>
つい先日、何を血迷ったかサックスを購入いたしました。サックスにも色々種類があり、サックスプレーヤーの先輩である東京桜台道院長の不破健富先生からアドバイスをいただき、比較的扱いやすいアルトサックスを選びました。
ところで「ブルージャイアント」という漫画を御存じでしょうか。ある仙台出身の青年がジャズに憧れ、サックスを手にして世界一のサックスプレーヤーを目指すという物語です。我が家の家内が全巻持っていて、何かの拍子で読み始めました。漫画の中から「ジャズの音が聞こえてくる!」感覚がして、ジャズなどロクに聞いたこともない時分ですが、サックスに心を奪われてしまいました。
数日経ちましたが、心のモヤモヤは消えることなく、自分自身で「また悪い病気がはじまったな?」ということに気づきました。いてもいられなくなって、不破先生にラインでサックスのことを質問すると、丁寧に教えてくださいました。その瞬間、心は決まりました。「明日、サックスを買ってきよう!」。サックスのことは何も知らないので、一人で買いに行くのは心細く、不破先生に「一緒にいってくれますか?」と尋ねたら、即答で「OK!」の返事をいただきました。
後は、家内に怒られないよう、のらりくらりと上手くかわせば大丈夫。新らしい境地に進む決意しました。
ただいま、「ルパン三世のテーマ」をコピーしております。とても人様に聴いてもらえるレベルではありません。でも近々、皆様にお披露目したいと思います。
人生で何度か、今ここでやらなければと感じたことは、皆様にもあると思います。「チャンスの神様は前髪しか生えていない!」という言葉のように、心に芽生えた衝動(チャンス)を掴み、花開かせてはいかがでしょうか。
最後になりますが、購入したサックスが、我が家の倉庫にお蔵入りしないことをお祈りください。
桐生道院長
小嶋武志