少林寺拳法には、武階(段位や級)や法階(金剛禅の理解度や教えの実践度)を一段階あげる昇格考試と呼ばれる審査があります。
その審査方法は、それぞれの段位、初段ならば初段の、二段ならば二段のカリキュラムに応じた教えと技術の理解度や習熟度をはかるものです。
三段までは、事前課題に対する宿題があり、当日は学科審査と実技審査があります。
いずれも基準が明確にあり、満たせば合格、満たさなければ不合格となります。
一部の武道における合格者定員や合格割合が決まっている審査方法と異なり、少林寺拳法においては 基準を満たせば受験者全員が合格、もし基準を満たせなければ全員が不合格になります。
受験者を送り出す指導者としては、万全な状態を整えたいものですが、ヒヤヒヤすることが多いのが実態です。
門下生の受験は、指導者としての力量が問われていると考えると、気が気ではありません。
今回、前橋橘道院の受験者が全員無事に合格出来たことは、大きな喜びでした。
引き続き一緒に精進していきましょう。