焦らず弛まず怠らず

冷雨の候、本山において、12名の先生方とともに少法師を補任いただきました。

金剛禅において、導師は輪袈裟を着用します。

法師は輪袈裟に加え、絡子の着用が許可されます。

拳士を導くのが導師の役割であるなら、その導師をさらに導くのが法師の役割となります。

また金剛禅における階級には、法階・武階と僧階があります。

法階・武階は「允可されるもの」で、師家から許可をいただく資格です。

一方、僧階は「任ぜられるもの」で、師家からいただく任務です。

徳川家康の遺訓として、以下があります。

- 人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。

金剛禅の布教者として任せられた責務も重く、求める平和で豊かな理想境への道は実現困難かもしれません。

しかし、人の可能性を信じながら、人づくりによる国づくり、平和で豊かな理想境の実現に向かい、決意を新たに、門下の拳士・保護者、地縁血縁の皆さんとともに、焦らず弛まず怠らず、地道に邁進していきたいと思います。

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#漸々修学

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